シェークスピア【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#114】


【4月23日】シェークスピア:1564.4.23~1616.4.23

明日、また明日、また明日と、小刻みに一日一日が過ぎ去っていき、
定められた時の最後の一行にたどりつく。
きのうという日々はいつも馬鹿者どもに、
塵泥の死への道を照らして来ただけだ。
消えろ、消えろ、束の間のともし火!
人生はただ影法師の歩みだ。
哀れな役者が短い持ち時間を舞台の上で派手に動いて声を張り上げて、
あとは誰ひとり知る者もない。

『マクベス』木下順二訳、岩波文庫、1997年

【アタクシ的メモ】
「人生はただ影法師の歩みだ」という言葉が強烈。これがシェークスピアの人生観ではないだろうが、生きることを非常に矮小に見ている。