【1月8日】ホーキング:1942.1.8~2018.3.14
宇宙にはじまりがあるかぎり、宇宙には創造主がいると想定することができる。だがもし、宇宙が本当にまったく自己完結的であり、境界や縁をもたないとすれば、はじまりも終わりもないことになる。宇宙はただ単に存在するのである。だとすると、創造主の出番はどこにあるのだろう。
『ホーキング 宇宙を語る』林一訳、早川書房、1989年
【アタクシ的メモ】
この文章だけでは、「自己完結的」の意味が不明瞭だが、「境界や縁をもたない」は空間の話しであり、はじまりと終わりを時間軸でとらえると、やや詭弁にも聞こえる。創造主(=神)を殺したいだけではないか。