清少納言【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#0016】


【1月16日】清少納言:996頃~1025頃

ただ過ぎに過ぐるもの、帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。
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雪は、檜皮葺、いとめでたし。すこし消えがたになりたるほど。また、いと多うも降らぬが、瓦の目のごとに入りて、黒うまろに見えたる、いとをかし。
時雨・霰は、板屋。霜も、板屋。庭。

『枕草子』池田亀鑑校訂、岩波文庫、1962年

【アタクシ的メモ】
ただ過ぎさってゆくもの、人の年齢というのはその通りだと思うが、「いとめでたし、いとをかし」の部分は、あまり共感できないというか、情景も想像しづらい。