存在と生成【1000のカスタネット#0003】

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「小さな変化」

落ち続ける葉。大きな樹から、絶えることなく落ちる葉。いくつも、いくつもの葉が落ちる。しかし、私はその樹の変化に盲目でしかない。

初出:https://kazuhiq.com/19941201/chiisanahenka/ (1994年12月1日)
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「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と、鴨長明が言った通り、世界はいつも変化している。人間もある瞬間と別の瞬間を比べたら、何らかの違いがあり、絶えず変わっている存在だ。だが多くの場合、小さな変化には気づかず、ほとんど何も変わっていないように感じられる。

存在者の「存在」は、本来「生成」が切り離せないものであるだろうが、我々はその点に注意を払っていないのではないか。

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