「北欧、暮らしの道具店」は別格だった


幸運なことに、「北欧、暮らしの道具店」の青木耕平さんから話しを伺う機会があった。

「自分たちが目指すのはメディア化ではなくパブリッシャー化」という事業方針はもちろん、設立の経緯や採用に対する考え方など、ECサイト運営だけでなく、ビジネス全般にわたって話しをしていただいた。知らないことも多かったし、惜しげもなく戦略決定の過程も語っていいただき、非常に有意義な時間となった。

個人的に印象に残っているのは、イノベーションを起こすために、甘っちょろさも含めて、常識にとらわれない理想像を手放さないことが大事といった話し。年々、できることとできないことの分別がつきやすくなって、どうしても組しやすい案件や方法を優先して、仕事しがちになっている。あまり前提条件に縛られることなく、自分のやりたいこと、理想を追い求めなければと思った。

もう一つは、記事体広告であるBRAND NOTEについて。商品自体の機能やメリットを書くよりも、担当者の人間味や熱意を伝える方が読者は喜んでくれるし、実際通常のコンテンツより読了率も高いとのことだった。この辺りは、長年記事体広告をつくってきた経験から言ってもうなづくことばかりだった。

hokuo