【2月6日】クリムト:1862.7.14~1918.2.6
真の芸術と真の芸術家はどんな口実で攻撃されてもかまわない。保護されるのはいつもまやかしの弱い芸術なのだ。真面目な芸術家たちに対し、多くの干渉がなされた。私は今ここにそれをあげつらう気はないが、いつの日かそれについて語るかもしれない。私は彼らの主張に対抗し、その槍をへし折ってやりたい。
フランソワーズ・デュクロ『クリムト』新関公子訳(『岩波 世界の巨匠』第II期、岩波書店、1994年より)
【アタクシ的メモ】
自分自身が創り出す芸術作品への強い自信や信念が感じられる。クリムトは「生と死」「エロス」というテーマで作品を創っていたようだが、当時の美術界は保守的で、彼のようなテーマを持った画家には苦境の時代だったそうだ。