【4月29日】ウィトゲンシュタイン:1889.4.26~1951.4.29
本書は哲学の諸問題を扱っており、そして——私の信ずるところでは——それらの問題がわれわれの言語の論理に対する誤解から生じていることを示している。本書が全体としてもつ意義は、おおむね次のように要約されよう。およそ語られうることは明晰に語られうる。そして、論じえないことについては、ひとは沈黙せねばならない。
『論理哲学論考』野矢茂樹訳、岩波文庫、2003年
【アタクシ的メモ】
「論じえないことについては、ひとは沈黙せねばならない」は、とても好きな言葉。翻訳でも、ちゃんと『論理哲学論考』を読んでいないから、なんちゃってなんだろうけど。