プラトン【『一日一文 英知のことば』から学ぶ#002】


【1月2日】
プラトン:前427~前347
正しく哲学している人々は死ぬことの練習をしているのだ。そして、死んでいることは、かれらにとっては、誰にもまして、少しも恐ろしくないのである。こういう風に考えてみたまえ。もしも、かれらが至るところで肉体と仲たがいしてきて、魂それ自身だけを持とうと熱望してきたのに、そのことが起こると、恐怖を覚えて憤激するというのでは、これ以上の不合理はないだろう。

『パイドン 魂の不死について』岩田靖夫訳、岩波書店、1998年

【メモ】
人間の死は肉体の死であり、魂は不滅ということか。また哲学するのは、魂だけを持とうとするということか。

【関連リンク】
プラトンとは – コトバンク
パイドン – Wikipedia