自己がないから関係性の話しばかりになるのだろう


今日の夜は、少人数ながらも内輪の会食だった。初め声をかけてもらったときは、ありがたい話しだなと思っていたが、実際に参加してみると、ちょっと疲れることになってしまった。食事やお酒はおいしかったものの、最終的には「夜遅くまで何してたんだろう」というのが率直な感想だ。

まず最初は、当初約束していたことを反故にされたこと。小さな約束だったし、まあ当人にとってどうでもよいことなのかもしれないが、あからさまに適当な対応されると、もう信用できなくなる。自分は小さな約束こそ守るべきだと思ってきたし、大きくても小さくても、約束したり、自分が言ったことは、どうにか実行するようにしてきた。

もう一つは、会食で話された内容である。これも悪気はないのかもしれないが、そこにいない人を含め評価の話しや、誰がロイヤリティが低いかといった、対会社、対人の関係性にばかりに話しが及んでいた。もっと自分自身がやりたいことや自分たちがやるべきことなど、他人のことではなく、自らの思いを話したらよいのにと感じた。恐らく自己が明確ではないので、関係性の話しばかりになるのだろう。


きょう、たんじょうびのひろかずさんへ


 ひろかずさんが生(う)まれるまえ、パパとママは神(かみ)さまにちかいを立(た)て、けっこん式(しき)をあげたのが出雲大社(いづもたいしゃ)です。まくはりのじいじとばあば、パパのおにいさん、ながののじいじとばあばにあつまってきてもらいました。とてもおちついた気(き)もちになり、「これから家族(がぞく)としてがんばっていくぞ」とかんがえたのをおぼえています。

 出雲大社(いづもたいしゃ)は、いま住(す)んでいる川崎(かわさき)よりずっと西(にし)のほう、しまね県(けん)にあって「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」をおまつりするおやしろです。なので、ひろかずさんの名前(なまえ)に、出雲大社(いづもたいしゃ)にいる神(かみ)さまの名前(なまえ)の「大」をいただきました。その一字(いちじ)とパパの名前(なまえ)の一字(いちじ) 「和」で、「大和(ひろかず)」と名(な)づけたのです。

 いつも神(かみ)さまといっしょにいて、守(まも)ってもらいたいという気(き)もちもありますが、大(おお)きな平和(へいわ)をもたらす人(ひと)になってほしいというパパやママのねがいもこめました。外国(がいこく)のおともだちができたら、「ビッグピース」とよんでもらえたらいいな、とも思(おも)っています。

 ひろかずさん、たんじょうびおめでとうございます。ちほちゃんをかわいがるステキなおにいさんになってくれて、パパもママもうれしくかんじています。これからも家族(かぞく)4人(にん)、がんばっていきましょう。


元旦らしからぬ


 どうしてか5分くらいの時間を利用して、ビルの下にある本屋に向かった自分。お目当ての書籍は、表紙が傷んでいて買う気になれず。急いで会社があるフロアに戻ろうとするが、エレベータがすっと上らず、時間ばかりが過ぎていく。「ああ、何て運や段取りが悪いんだろう。会社から文句言われる」と思ったところで、目が覚めた。どうやら夢、しかもこれが2016年の初夢だったようだ。

 自分が乗ったエレベータが順調に上らず、もたもたして四苦八苦するという夢は、シチュエーションの違いもあるものの、年に数回くらい見ているのではないだろうか。私の夢は、基本的に後味が悪いものが大半である。

 午後には、チャーちゃんを寝かせたいこともあり、ピロさんと二人で散歩に出かける。元旦から天気もよく、ピロさんとも仲良く過ごせた。公園に行くつもりが、何とはなしにブックオフに行って、中古のおもちゃを買ってしまった。あまり正月らしからぬ一日であった。


【気になるマーケティング用語】SoLoMo


<意味>
Social(ソーシャル)、Local(ローカル)、Mobile(モバイル)の3語を組み合わせた造語。昨今、利用者を伸ばす先進的なサービスの要素を、端的にまとめたものとも言えよう。ベンチャーキャピタル(VC)の米クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ(KPCB)のパートナー、ジョン・ドーア氏が提唱したことで注目された。

スマートフォンに代表される高機能なモバイルデバイスの普及を背景に、個人の位置情報を容易に取得できるようになったことや、ソーシャルメディア利用者の急増などによって、新たなマーケティングの考え方として期待が集まっている。

<解説>
企業がSoLoMoに可能性を感じる一番の要因は、Webやソーシャルメディアを介して、顧客(潜在顧客)と店舗やブランドを直接的につなげられる点にある。

例えば、Facebookのチェックイン機能や投稿によって、ある店舗やブランドについての情報が、発信したユーザーのソーシャルグラフに拡散される。これはリアルな経験のシェアとなるため、企業発の告知などよりも真実味の高い情報ととらえられ、エンゲージメント向上に貢献する。

ソーシャルメディア上にある居住地や趣味の情報を分析すれば、個人の嗜好に沿った確度の高いターゲティングもできる。また、ある場所に近いユーザーだけに情報発信するといった施策など、これまでのマス広告やデジタルマーケティングだけでは、実現しないものだ。

<課題>
SoLoMoが本格化により、一人ひとりのユーザーから取得できる情報量が膨大になったことや、オンライン(ソーシャルメディア)とオフライン(店舗)との密接な連動が可能になっている点が、従来環境との大きな違いである。

「解析すべきデータが増える」「シームレスな施策が要求される」など高度化する面もあるが、パーソナライズした情報を提供して、顧客ニーズに適ったマーケティングが実施できるのが最大のメリット。こうした従来からの変化にどう対応し、どう生かすかが、今後企業の課題だと言える。


【気になるマーケティング用語】トリプルメディア


<意味>
トリプルメディアは、企業マーケティングにおいて核となる3つのメディアを整理したフレームワーク。3つのメディアとは、「ペイドメディア(Paid Media:買うメディア)」、「オウンドメディア(Owned Media:所有するメディア)」、「アーンドメディア(Earned Media:信用や評判を得るメディア)」である。

従来デジタルメディアは、マスメディアに対立するものとしてとらえられることが多かった。このフレームワークでは、マス広告をペイドメディアの1つとして考え、3つのメディアの有機的な連携を、マーケティングコミュニケーションの基本としたところに大きな意味がある。

<解説>
ペイドメディアは、費用を支払うことで利用できるメディア。主に、マス4媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)やバナー広告などが分類される。時に高額なコスト負担を伴うものではあるが、短期間で不特定多数のユーザーへアクセスし、企業の意思通りに訴求できるのが一番のメリットだ。

オウンドメディアは、企業自らが管理、運営し、情報発信するメディア。自社が所有するWebサイトやメールマガジンなどを指す。自社のメディアであるため、コントロールしやすいのが長所。一方で、情報発信の対象は既存顧客が中心となり、新規顧客の候補となる潜在顧客など、非顧客とコミュニケーションが取りづらいのが欠点である。

アーンドメディアは、先述の通り、ユーザーからの信用や評判を得るためのメディア。ブログやソーシャルメディアといったCGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)が、これに当たる。積極的に活用しようとする企業も少なくないが、ユーザー主導のメディアのため、思い通りにコントロールできない点は注意が必要になる。

<展望>
Twitter、Facebookなどのソーシャルメディアを通して、ユーザー自らが発信する情報が日々増加していることもあり、今後カギとなるのはアーンドメディアだろう。全体の設計としては、ユーザーをペイドメディアの露出によってオウンドメディアに誘導し、そこで提供した情報を基にアーンドメディアでの発言を促すのが一般的である。

最近では、このトリプルメディアにとどまらず、店舗などを加えてマーケティング活動を行う企業も出てきている。実店舗を、いわば“4つ目のメディア”としてとらえた取り組みだ。インターネットのみの施策よりも大きな収益が期待でき、投資対効果がより明確になる。O2O(オー・ツー・オー)マーケティングが注目を集めるのも、こうしたことが背景にある。

 
◎関連マーケティング用語:「O2O(オー・ツー・オー)」
O2Oは、オンライン・ツー・オフラインの略。オンライン(インターネット)での活動を、オフラインである実店舗などへ誘導し、購買行動につなげる考え方だ。インターネットと実店舗の連携は以前から存在しており、2000年頃には「クリック・アンド・モルタル」と呼ばれた。近年、システム連携の高度化やモバイル端末の進化にともない、O2Oとして新たに脚光を浴びている。⇒続きはコチラ