FKA twigsの声を聴いて、ぼんやりと思い浮かべたこと【フジロックGO #0254】


夜、Apple Musicのプレイリスト「FUJI ROCK FESTIVAL ‘20-DAY3」を聴きながら、ジョギングをした。アタクシにとっては、ここのところの恒例行事だ。久しぶりに羊文学を聴いたりして、ちょっと時間の経過を感じたりもしている。

下の曲順を見てもらうと分かる通り、2曲目はFKA twigs。彼女の声を聴いていて、ホワイトステージでアクトを観たことを、何となく思い出した。走りながらだったからかもしれない。

改めて確認してみると2015年の最終日で、アタクシにとってその年の大トリだったみたい。InstagramやFacebookに投稿した内容は、次のような感じである。

2015年フジロック、アタクシの大トリはWhite StageのFKA Twigs。独特の音楽性だけでなく、ダンスも行うなど、圧倒的なパフォーマンスだった。

「変幻自在のエレクトロ・ビートに漂う美しきウィスパー・ボイス:LP1/FKA twigs【CD千本ノック 0018本目】」というエントリーにも書いたが、声の印象が強いアーティストだったけど、むしろライブはダンスがメインになっていて、面食らったのを思い出した。

今年、フジロックが開催されていても、アタクシが観られたかどうかはわからないけど(子連れフジロックなので)、どんなステージングだったんだろうと思う。夜に聴いたから、そんなことがぼんやり思い浮かんだのかもしれない。


ランニング中に苗場気分を感じている【フジロックGO #0253】


フジロスを緩和させようと、ランニングしながら、Apple Musicのプレイリスト「FUJI ROCK FESTIVAL ‘20-DAY2」を聴いた。もう何度も聴いているから、当たり前といえば、そうなのであるが、改めてこのタイミングで聴くと、随分と違って聴こえてくる。

端的に言うと、もう苗場に行って、フジロックのアクトとして聴こえているのだ。あ、このアーティストはフィールド・オブ・ヘブンで演奏しているのかなーみたいな感じ。場所はもちろん自宅近辺なのであるが、何だか現場感がスゴイのである。

プレイリスト「FUJI ROCK FESTIVAL ‘20-DAY2」を聴いて【フジロックGO #0112】にも書いた通り、ダウンロードした当初は初めて聴く曲ばかりだったのだが、気づけば苗場で演奏している状況が自然と想像できるようになっていたし、曲を聴けば聴くほど、フジロックが似合う曲ばかりだなと思っている。何とも不思議な感覚だ。

もしかして、フジロックの開催が延期になってしまい、脳内麻薬が出ているのかもしれないが、実際は日高大将やスマッシュの方々の人選がヨイのが理由だと思う。「フジロックは出演アーティストが地味だ」と言われることもあるが、アタクシはブッキングの幅広さ、多様さこそが、フジロックらしさの源泉であるように考えている。


フジロックグッズのアウトレットセール【フジロックGO #0252】


「フジロック2021開催記念」と銘打って、フジロックを主催するスマッシュとフジロック・オフィシャルショップのGAN-BAN/岩盤が共同運営するオンラインミュージック・セレクト・ショップ「GREENonRED」で、フジロックグッズ販売がアウトレットセールも含め行われているようだ(ツイートをよく見ると20と21の間にスペースが入っているが、これは単なる誤植と理解すればヨイのだろうか)。

過去の商品が安くなっているということもあって、早速見に行ってみた。2019年のロゴTシャツを含め、ムクムクと物欲が速やかに盛り上がってくるではないか。ああ、恐ろしなあ。

アイテム数は81件。古いものは2015年のアイテムもあって割引価格だし、ずっとグッズ購入をしてこなかったアタクシにとっては、結構ありがたい話しである。一つひとつチェックしたのだけど、期待していたサッカーTシャツは出品されているものの、サイズがないのがとっても残念であった。

そして、ついでを言えば、品揃えばかりではなくサイトの使い勝手も結構残念だったのである。まずは一覧ページだと、商品の見た目がよくわからないこと。Tシャツなんかも、これはスヌーピーだな、スターウォーズだな、というくらいはわかるけど、どんな柄か詳しくは見えないのだ。

加えて、「商品の詳細」ボタンを押しても、最初に出てくる画像は一覧と同じなので、結局スクロールしなければならないし、在庫がなかったりすると、せっかくクリックしたのに~という気持ちになる。一覧でも、在庫がわかるようにしてほしいものだ。

商品数もそこそこだし、興味が強い立場からすると、一つひとつ見ることに苦痛はなかったけど、表示の順番がかなり恣意的で、人によっては探しづらいサイトになると思う。それから、「この商品を見た人は、こちらの商品もチェックされています」というページ下部のリンクも、一部切れていたりと、ウェブ解析士じゃなくても、普通のユーザーとして、結構ツッコミどころの多いサイトである。

買いやすさとか、到着の時間とか考えると、Amazonとかに出品してくれないかなあなんて思ったのだが、なかなか難しいのだろうか。フジロック自体は、日本が誇るべき文化とすら思うだから、ネット販売もイカした感じになってくれるとうれしいのである。


2020年、苗場は遠くから思うものなのかもしれない【フジロックGO #0251】


FUJI ROCK FESTIVAL 公式ファンサイト「FUJIROCKERS.ORG」で、「フジロックのないフジロック 前夜祭と1日目、当日の様子をレポートします」という記事を見かけた。本音を言ってしまうと、今はアタクシ自身、ちょっとセンシティブになっているので、ちょっと見るのをやめようかと思った。

しかし、2020年にしかない苗場を見られるのではないかという期待が上回り、怖い物見たさではないけど、記事を読みにいった。結果、やや感傷的な気分にもなったが、読んでよかったなと感じる。特に写真が、人がおらず設営されていない会場は、とっても印象的だった。

もう本当に当たり前なのだが、アタクシたちフジロッカーが苗場に行かなくても、そこにはステージを設置すべき場所があり、観衆が立ち尽くす芝生があった。フジロックの森には緑が茂っていて、川も涼やかに流れている。何一つ設営されていないのだが、きちんとそこに存在し続けていたのである。

フジロックに行ったことのない人には、ほとんど意味不明な山や川、自然の風景にすぎないと思う。だが、毎年20回以上通ってきたアタクシにとっては、もう少し胸を突く、掛け替えのない夏の風景であった。もちろんゴンちゃんも、静かに待っていてくれたのは、何よりの喜びなのだ。


ロックを聴くうえでも復習は大切【フジロックGO #0250】


前回も書いたが、2020年9月になって、何だかフジロック熱が沈静化してしまっているように思う。特にアタクシ自身は、日々の生活に追われているせいかもしれないけど、遠い日の花火みたいに感じられるのだ。

それに対して一矢報いようというほど大げさなものではないが、以前ダウンロードしたApple Musicのプレイリスト「FUJI ROCK FESTIVAL ‘20-DAY1」を、ランニングしながら聴いた。

結構繰り返し聴いていたので、もはや既に懐かしさすら感じる音源である。ダウンロードしたての頃は、ほとんどが初体験ばかりだったけど、こうして改めて聴くと、ヨイ曲、アーティストばかりだと思えるから不思議だ。

先日、フジロックでゆらゆら帝国を知った【フジロックGO #0241】を書いたこともあって、ゆらゆら帝国を勝手に復習していたら、思いのほか購入していないCDがあったのに気づいた。最初期の3作品や「太陽の白い粉」を聞き逃していたのである。ロックを聴くうえでも、復習は大切なようだ。


苗場に行けない夏の憂鬱【フジロックGO #0249】


2020年、当初予定されていたフジロックの会期から2週間ほど経って、YouTubeによる過去のライブ映像配信「FUJI ROCK FESTIVAL’20 LIVE ON YOUTUBE」の余韻も落ち着いた感じである。ただ逆から言うと、オンライン上でワッと盛り上がったフジロック熱が、グッと冷え込んでしまったと思う。

「さあ、来年2021年だ」と前向きに考えられたらヨイのではあるが、コロナ禍が続いている現状を冷静に見ると、なかなか1年後ならば大丈夫とは考えづらいのではないか。あまり誰も口にしないけど、それはアタクシだけでなく、多くの人の頭の中にある焦りかもしれない。

そもそも、毎日の生活も大きく制限が加えられている。外を歩くときは終始マスク着用を余儀なくされ、どんなに暑くても、自転車をこいで息苦しくても、外しづらい状況は、何だかずっと首を絞められているようにも感じたりするのだ。

ここまで大げさなのは、アタクシだけかもしれないけど、過去のライブ映像を観ていて、特に聴衆側の様子は普通に密で、今後あんな状態が取り戻せるのか、本当に不安になってしまうのだった。あんまり救いがない感じだけど、おしマイケル。


フジロックのサッカーTシャツを着る日常について【フジロックGO #0248】


既に季節としては「残暑」であるが、9月に入ってもかなり暑い日が続いていることもあり、フジロックのサッカーTシャツを結構積極的に着ている。生地がポリエステル100%のスポーツ仕様だから、汗をだくだく掻きそうなときは、コットンのTシャツは避け、これを選ぶことになるのだ。

この日も、真夏のようにかなり蒸し暑かったので、サッカーTシャツを着て出かけ、スターバックスに入った。すると「それは何のTシャツなんですか?」と店員さんから尋ねられる。スタバの店員さんはよく声をかけてくれるが、全く想定していない質問だったので、一瞬虚を突かれた。アタクシは「フジロックです」と、何のひねりもない答えを返した。

若いイケメンの彼は、「野球のTシャツかと思いました」と言う。「いやあ、サッカーTシャツなんですけどね」なんてことは、話しがややこしくなるから言わずに、ただ笑っていた。マスクしているから、笑っているように見えなかったかもしれない。

そういえば先日も、リハビリに通っている整形外科で、担当の理学療法士の方からおもむろに、「フジロックですか?」とサッカーTシャツを見て声をかけられた。通常のロゴTシャツのときは、何も言われなかったので、サッカーTシャツはどうやら目につきやすいようだ。

しかし、テニススクールに2度ほど着て行ったが、何も言われなかった。こちらはアタクシの性格に問題があるのだろうか。一応、顔見知りなのに、何も言われていないのだから。


皮肉にも最も早いチケットゲットになったヨ【フジロックGO #0247】


コロナ、コロナ、コロナ、ああフジロック延期、コロナ、コロナ、安倍総理辞意だ、などと言ってるうちに、2020年も9月に入っていた。月並みだけど、月日は流れるのが早いのである。そして、完全に今さらではあるのだが、2020年フジロックのチケット払い戻しの受付は8月31日までだった。

正直アタクシ、あまりプライベートのメールボックスをちゃんと見られていないけど、チケットを購入したSMASH friendsから8月下旬に、払い戻しに関するリマインドメールがあったのを、偶然にも確認していた。もちろん延期が発表された当時に決めた通り、アタクシ家は払い戻しをせずにチケットをキープ。というわけで、晴れて2021年フジロックのチケットは、ゲットが確定したのである。

例年、フジロックのチケット申し込みは年明けの恒例行事。8月開催予定だった2020年こそ2月上旬にずれ込んだけど、2019年は1月11日申し込みが完了している。つまり、半年くらい前からチケットを取って、宿を探してというスケジュール感なのだ。しかし、2021年は、ほぼ1年前にチケットが確定しているのだから、最も早いチケット入手になるだろう。

とは言え、現時点では来年フジロックが開催されるのか、誰も断言できないのが実情。ウイルスへの対策は、できるだけ人が動かないことだけしかないようだから、果報は寝て待てではないが、大人しく日々しっかり暮らすしかないようだ。来年こそ、家族全員で苗場にゴーなのである。


「フジロックが変えたもの」その5【フジロックGO #0246】


「FUJI ROCK FESTIVAL在宅講座 ~フジロックが変えたもの~ PART2」を読んで、アタクシが感想文を書くのは、今回が最終回だ。お題は、5つ目の「フジロックが変えたもの」。「地域共生 ~地域の人々と一緒になって、地元が誇れるフェスをつくる~」である。

当初フジロック開催には反対意見が大勢だった湯沢町・苗場。SMASH代表 日高正博さんは現地に足繁く通い、地域の人々と交流を深めて「地元なくして俺はやらない!」と強く主張し、ようやく開催に漕ぎ着けたという経緯があったそうです。

そんな反発から始まった苗場でのフジロックだが、現在の状況を地元の方たちがこう語っている。

冬のスキーがメインの苗場に、夏はフジロックという目玉ができたのは地域にとっては大きいことです。5回目ごろには町内の人々のほうから「こうしたらどうだろう」とアイディアが出始めたりしだしました。今はお客様も主催者も地域もプリンスホテルも、みんなで一致団結している感じがします。

本当に最近は、苗場の方たちから迎え入れてもらっている気がする。最初の頃は、何だかお邪魔してスミマセンねえ、というスタンスだったけど、今は苗場に着くと、結構てらいなく「ただいまー」と言える感じなのだ。

これって、苗場の人たちとフジロックが好きな人たちが、コミュニケーションや営みを積み重ねてきたらから、作り出だされたのではないか。それを地域共生と名付けられるかどうかはよくわからないけど、長~い“僕らの物語”が今も続いているのに違いない。次のエピソードなんかは、その証拠だとアタクシには思えるのだった。

なんと開催がない今年も越後湯沢駅ではフジロックグッズがいっぱい飾られて、いつものフジロックの風景になっているのだそう。


「フジロックが変えたもの」その4【フジロックGO #0245】


これまでのPART1に続き、「FUJI ROCK FESTIVAL在宅講座 ~フジロックが変えたもの~ PART2」を読んだ感想を書いてみたいと思う。はてさて、どうなることやら。お題は、「フジロックが変えたもの」の4つ目、「森リサイクルを具現化して自分ごとに ~ごみゼロナビゲーション~」である。

「ごみゼロナビゲーション」の活動を始めたNPO法人 iPledge(古くからのフジロッカーだと「A SEED JAPAN」の方がピンとくると思う)の羽仁カンタさんは次のように語っている。

「フジロックでみんなが協力しあえる共通の問題はなにかを考えたら、ごみ問題でした。アーティストもスタッフもお客さんも、ごみは誰だって出しますからね。98年からゴミ袋を入場ゲートで配る活動をして、03年からはペットボトルをリサイクルして翌年の会場で配るごみ袋を作る活動をスタートしました。これは非常に手応えがありました。今年捨てた自分のごみが、来年自分が使う何かになる、という具現化がお客さんに伝わったようで、中身をきれいにして捨てるなどペットボトルの捨て方が変わっていきました」

この「ごみゼロナビゲーション」。アタクシ的には、フジロックが変えたものというより、フジロックのアイデンティティの1つだと思っている。フジロッカーなら、そう感じる人も多いのではないか。

苗場に行くようになって、初めてゴミの分別をと言われたときは、正直「何だか面倒だな」と感じた。ライブを観て、音楽を聴くこととは、ある意味関係ないので、渋々とまではいかないけど、どうしてもひと手間かかってしまうことに抵抗があった。

ただ結果として、ゴミが散らかっていない会場を目の当たりにすると、本当にクリーンで気持ちヨイ。キレイな中で、音楽に没頭できることが、多幸感を与えてくれたように思うし、一人の参加者としても、何だか誇らしい気分にもなれた。なので、少なくともアタクシには、すぐに「ごみゼロナビゲーション」はなくてはならないものになっていったのだ。

とは言え、SMASHの方からは、こんな発言もあったみたい。

ただ、石飛さんによると「フジロックは世界一クリーンなフェスでしたが、最近そうでもなくなっている現状があるので、気を引き締めている」のだそうです。

「世界一クリーンじゃなくなった」という話しは、ここ数年、何とはなしに、流れてくることが増えたように感じる。アタクシたちフジロッカーは、改めて気を引き締め、自分たちのアイデンティティを守るべきタイミングにいるようだ。