「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目感想文(番外編)【フジロックGO #0162】


昨年のフジロック映像、「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」の1日目を観ていて、THE TESKEY BROTHERS(ザ・テスキー・ブラザーズ)が気に入ってしまった。そのソウルミュージック(アタクシはブルースっぽい印象を持っているが)は、音楽スタイルとしてそんなに新しいわけではないが、今まで聴いたことがないなと感じたからだ。特にソウルフルな歌声が、心を揺さぶる。

そんなこともあり、早速Apple Musicで検索をして、アルバムを2枚ほどダウンロードした。「Half Mile Harvest」と「Run Home Slow」である。

ただ、フジロックのライブ映像ではなく、アルバムにパッケージングされた音源を聴くと、あれ何だか大人しいなと思ってしまった。朝の通勤電車で聴いたせいがあるかもしれない。一聴した限りだと、正直、苗場にあったマジックは消えてしまったようにも感じた。

それでも、深夜のひと気のない帰り道などで聴き直すと、少し印象が変わってくる。改めてよくApple Musicを見てみたら、つい先日ライブアルバムをリリースしているようだ。生のセッションの方が、魅力を感じやすいバンドのような気もするので、次は「Live at the Forum」を楽しみたいと思う。どうなんだろう。


「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目感想文(3)【フジロックGO #0161】


「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目のを、少し巻き戻す感じで観た。アーティストとしては、ALBERT HAMMOND JR、ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA、THE TESKEY BROTHERS、エレファントカシマシなどである。

ALBERT HAMMOND JRは、多分ザ・ストロークス(The Strokes)の曲もやっていたので、現在の2020年と符合してしまったり、何ともジンワリしてしまった。それにしても、彼のリズム感は心地ヨイ。

ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAは、気づけばアタクシの中でもフジロックの定番的な立ち位置になっている。実は、以前は意図的に観ないようにしていた時期もあり(感覚的に人数の多いバンドが苦手なのだ)、そんなことを思い出すと、時は流れたなと感じるし、音楽の力ってやはり抗えないなと思い直すのだ。

フィールド・オブ・ヘブンで演奏していたTHE TESKEY BROTHERSは、全く知らないバンド。でも、彼ら独自の心のこもったソウルミュージックを聴かされると、あっという間にハートをキャッチされてしまった。まだデビュー間もないようで、オーストラリア発というのにも驚かされる。

エレファントカシマシのライブを観た機会はそんなにないが、これはきっといわゆる神回ではないだろうか。熱量と歌声とバンドサウンドが、高次元でがっちりタッグを組んだ感じとでも言えばヨイのだろうか。夕闇せまる黄昏時の空が、ひどく幻想的で、シチュエーションも味方につけてしまったように思う。長い刹那の輝きだった。


幻のフジロック2020年コラボ商品「ZIMA」実食【フジロックGO #0160】


低アルコールブランド「ZIMA」がフジロックとのコラボ商品を発売と聞き、取り扱い店であるコンビニのセブン-イレブンに寄ったこともあり、そそくさと現物を購入してみた。

もちろんZIMA自体は知っているが、購入するのは本当に10年ぶり、20年ぶりとか、そんな感じではないだろうか。だから、今となっては、どんな味がするのかもよく覚えていない。それにパッケージは、瓶のイメージしかない。缶に入ったZIMAを見るのは初めてだと思う。

そして、買うだけ買って、封を開けず中身が入ったまま保管することも考えたが、少なくとも一本は飲んでみようということで、ビールを1本飲み干した後に、ZIMAを飲み始めた。低アルコールといっているくらいなので、度数は求めていなかったけど、結構甘い味だったことに驚いた。

アルコール度数は4%あるようだが、何だかサイダーを飲んでいるように感じる。フジロックが関係なければ、きっと飲み続けられないというのが、正直なところだ。アタクシ的には。

ちなみに、ZIMAのWebサイトに行ってみたら、結構使いづらくて、何だかなあと思ってしまった。ウェブ解析士的には。


低アルコールブランド「ZIMA」がフジロックとのコラボ商品を発表【フジロックGO #0159】


フジロック延期の絡みで知ったのだが、低アルコールブランド「ZIMA」がフジロックとのコラボ商品を発表していたという。しかもそのタイミングが悪く、発売が6月1日からと結果最悪となってしまったようだ。

フジロックとZIMAがコラボ!オリジナルデザイン缶を発売&アウトドアグッズなどが当たるキャンペーン実施中

対象店舗は、コンビニのセブン-イレブンだという。アタクシのメインコンビニは、現在セブン-イレブンなのだが、残念ながらまだ現物は見ていない。「一部取扱の無い店舗もあり」などと書かれると、ややドキドキするが、今や幻になってしまった「FUJI ROCK FESTIVAL’20」のロゴも入っていると思うと、必ずや入手しなければならないように思う。

それにしても、このコラボ商品。フジロッカーとして、飲み干して味わった方がヨイのか、賞味期限切れしてもロゴを大切に、永久保存した方がヨイのか悩むところろ。まあ、ちゃんと味わって、缶だけ取っておいたり、写真に収めておくのが正しいのかもしれない。


フジロックの開催延期で思ったこと【フジロックGO #0158】


「FUJI ROCK FESTIVAL’20 開催延期のお知らせ」【フジロックGO #0157】に書いた通り、2020年6月5日付でフジロックの開催延期が発表された。当初は、事実確認に終始していたし、平日ということもあって、普通に仕事もしていたので、あんまり感想的なことは出てこなかった。ただ、まだほとんど時間は経っていないが、現時点で考えたことを、改めて少し記載したいと思う。

この状況で一番強く感じているのは、延期を決定してくれてよかったなということ。何とか無理やり開催にこぎつけても、参加者はモヤモヤしていたと思うからだ。

そして、開催者であるスマッシュの意思表示が長引くほど、状況によっては開催されるのかもしれないなど、チケットを購入している立場から、気持ちの部分ではかなり振り回されてしまっていた。そこが決着したのは、精神的にはかなり大きい。「もう来年の楽しみだ」と明確になったことで、はっきりと前を向けたと感じている。

ちなみに、子どもたちに「今年はフジロックないよ」と伝えたところ、「うそ、ラーメン食べられないじゃん」と二人から言われた。どちらも、フジロック=ところ天国のにぼしラーメンを食べること、というのは変わらないようである。


「FUJI ROCK FESTIVAL’20 開催延期のお知らせ」【フジロックGO #0157】


朝、News Picksのプッシュ通知で、朝日新聞の「フジロック、初の完全中止に 海外からの招待困難で決断」という記事に気づく。「とうとう来たかー」と思ったが、フジロックの公式サイトを見に行くと、特に更新情報はない状態だった。「もしかしたら誤報の可能性があるのかな」などと、少しだけ疑いながら、会社に向かった。

出社してしばらくして、昼過ぎにもう一度ネットを確認したら、公式サイトでも「FUJI ROCK FESTIVAL’20 開催延期のお知らせ」と、「来年の8月へ延期する事にいたしました」と開催延期の報告である。「中止」ではなく、「延期」という表現にフジロックらしさを感じる。

チケットは払い戻されるようだが、「来年のフジロックでも有効となりますので、保有したまま来年ご利用いただくことも可能です」とのこと。チケット代、そこそこな値段になるから、経済合理性を考えると払い戻ししたいところだけど、フジロックを支援する意味も込めて、2021年まで持ち続けようと思う。

最後に、スマッシュ日高大将のテキストを引用して終わる。フジロッカーにしたら、今回は残念な決定なんだけど、何とも元気な気分にされるから不思議だ。

はじめに、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、闘病されている方々に心よりお見舞い申し上げます。また、医療従事者をはじめ、最前線で対策に携わっておられる方々に敬意を表します。

今まで、地球上では中世期以降あらゆる疫病や感染病が発生してきましたが、人類は乗り越えてきた歴史があります。この経験を踏まえて、今回の難局を、必ず乗り越えられると信じています。

ここからは、今年のフジロックを楽しみにしていた皆さんへのメッセージです。

本当にゴメン、今年のフジロックは開催しないことを決めました。出演してくれるバンドやスタッフ、関係者の皆様、なにより苗場まで来てくれるあなたたち、お客さんの健康と安全面を考えると、主催者として今年の開催を進めることはできないと決心しました。

数ヶ月の延期も考えたけど、苗場は9月になれば朝晩はストーブをつけるほどの寒さになり、11月には初雪が舞い始め、明けて4月までは雪が残っている。スキー場だから、当たり前だ。東京オリンピックを真似たわけじゃないけど、来年の8月に延期します。2021年8月20,21,22日になります。
まだ14ヶ月も先の話だ。悔しいけど、楽しく待っていてもらいたい。

早くからチケットを買ってくれた人達、本当に有難う。君たちによってフジロックが支えられていることを本当に感謝します。
来年は今年の分も含めた2年分のエネルギーで、苗場で、楽しもう。約束するよ。そして、今年のチケットをキープしてくれた人達に、記念になるような面白いプレゼントも考えています。

こんな時だからこそ、フジロックでみんなと少しでも勇気と元気を分かち合えたらいいなと思っていたんだけど、本当に残念だ。ゴメン。
皆さん、くれぐれも体に気をつけてください。

幻のフジロック’20

スマッシュ 代表 日高 正博


「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目感想文(2)【フジロックGO #0156】


今宵も、「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目の観覧である。結構長めに観たのであるが、ちょっとAmazonの買い物でトラブルが起こったりして、急ぎのモノだったこともあり、パソコン上でサポートの人とのやり取りに気が取られてしまった。

さて本日の登場アーティストは、PARQUET COURTS、Ovall、LET’S EAT GRANDMA、GOMA & The Jungle Rhythm Section、など。

PARQUET COURTSは、英語の発音からイギリスのバンドではないかと思ったが、「現行USガレージ・パンクの旗手」だとのこと。予想が大外れでやや恥ずかしいが、ちょっとNIRVANA(ニルヴァーナ)っぽい曲もあり、アタクシ的には何だか懐かしさが先行する印象だろうか。

Ovallは、何か観たことあるーと思ったのだが、「関ジャム」に出ている面々のバンド。ボーカルは歌い上げる感じではないものの、ハイセンスな一曲を聴かせてくれた。LET’S EAT GRANDMAは、女性2人組。フジロックのタイムテーブルアプリでは、「10代の美少女エクスペリメンタル・ポップ・デュオ」と紹介されている。美少女かどうかまでは確認漏れだ。

GOMA & The Jungle Rhythm Sectionは、ディジュリドゥというアボリジニの金管楽器が特徴のグルーヴ・バンドである。バンドも楽器も、アタクシ初体験であるが、迫力のあるサウンドで自然と身体が動いてしまう感じだった。


「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」1日目感想文(1)【フジロックGO #0155】


「コロナによる在宅ワークで、時間にゆとりがあるから」とかではないが、夜な夜な時間を見つけては「FUJI ROCK FESTIVAL ’18 完全版」を観ようかと思っている。というわけで、早速1日目を見始めた。

改めて最初からなので、今回はMONGOL800、 neco眠る、go!go!vanillas、jizue、ミツメ、GLIM SPANKYなど。MONGOL800は直近で、3~4回目になっているので、もはや懐かしい感じになった。苗場で生でも見ていないのだが。

neco眠るは、ここで初めて聴いたのだが、もう結成して15年以上経つのだそう。1曲のみだったけど、ノリノリで踊れる感じがパーティーに迷い込んだような気分にさせられる。

jizueも知らないバンドだったけど、10年以上活動しているようだ。緊張感のあるハイテンションな演奏が心地よかった。ミツメは、見た目が学生バンドである。ただ、「東京インディー三銃士」の1つらしい。Wikipediaに書かれた「ペイヴメントに影響を受ける」というのに納得する。

そして、本日アタクシの大トリはGLIM SPANKY。これも2~3度目の映像だし、彼女たちの音源はそこそこ聴き込んでいるので、何だか再会しているような気持ちになる。ヘビーでグラマラスなギターに、松尾レミさんの迫力のある歌声が聴けて、一人夜中のリビングで満足するのだった。


浅貝川に架かるみどり橋、無事着工【フジロックGO #0154】


微力ながらみどり橋のクラウドファウンディングに支援【フジロックGO #0152】に書いた通り、先日、浅貝川に架かるみどり橋に、少額だけど支援させてもらった。

かなり乗り遅れ気味で、既に目標金額も達成していたのだが、支援申し込みの翌日には着工の報告があった。単純に遅刻したお陰でしかないが、やはり着工の報は盛り上がる。

2020年の開催が危ぶまれている状態なので、仮にみどり橋が完成しても、今年のフジロックで見られるかどうかはわからないけど、その時は家族だけで見に行けばヨイかと思っている。


「withコロナ」時代のライブの難しさ【フジロックGO #0153】


大阪府のライブハウスが営業を再開したという記事を読んだ。「ライブハウス、客は着席 叫べないけど…心はノリノリ」という朝日新聞の記事である。ライブハウスの大きさはわからないけど、間隔を開けるため、収容人数を1/7に制限しているようだ。

同店でクラスターは発生していないが、感染防止対策を徹底し、定員350人のところ、入場を49人に制限。フェースシールドをしたスタッフに誘導された客たちは、約1メートル間隔で置かれた椅子に着席して演奏を聴いた。客席とステージの間も2メートル以上空けられ、透明なシートで遮られた。

映画館再開のニュースも見たが、映画館の場合は1席ずつ開けるので、最大で従来と比べ50%しか収容できず、満席続きでも赤字経営になるという。だから、ライブハウスも収益を求めてというよりは、この時期に感染症対策を徹底して、ライブをやること自体に意義が見い出しているのだと思う。

音楽好き、フジロッカーとしては、もちろんライブハウスの再会は歓迎すべきだが、一方で「withコロナ」時代にある現在、ライブの難しさを、見せつけられているようにも感じてしまった。